歴史を振り返れば時代の転換点になる出来事はいくつもあると思う。明治以後の日本にとって、まさにこの日露戦争がひとつのキーポイントになったのではないか。曲がりなりにも得た勝利によって、日本の立場は大きく変わったと思う。ここでもう少し違った国策をとっていれば、その後の戦争に向かっていった時代はもう少し変わっていたかもしれない。今振り返ればそういうことになるかも知らないが、当時の行け行けドンドンの世相の中で、そんなことができる状況ではなかったと思うが。
日露戦争の世紀―連鎖視点から見る日本と世界 (岩波新書 新赤版 (958))
- 作者: 山室信一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/07/20
- メディア: 新書
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