暇人日記

毎日が暇です。

王の男

去年の劇場公開のときに見逃してしまったが、ようやくDVDで見ることができた。
暴君の治世時代に、王宮に召し抱えられた芸人の話。同性愛がテーマになっていると聞いていたので、どんな話かと思っていたが、それほどきわどいシーンはなかった。それぞれの立場の人間模様がうまく描かれていて、評判どおりのいい作品。
登場人物が不安定な状況の中で、それぞれ懸命に生きている。当時、芸人は社会的地位がそれほど高くなかったらしく、日々の生活に困るような状態。その対極にいるのが王だが、その王でさえ自らの地位と権力に翻弄される。王の側室や重臣たちもそうだ。なにより同性愛自体がそれほど安定なものと言えないもの。
韓国では観客動員数の記録をグエムルに抜かれてしまったが、作品としてはこちらの方がいいと思う。

王の男 スタンダード・エディション [DVD]

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