暇人日記

毎日が暇です。

三輪裕範著「四〇歳からの勉強法」

タイトルからわかるように勉強法についてのノウハウ本。特にサラリーマンを対象にしているので、時間の有効な使い方を基本に、本の選び方、新聞、雑誌の読み方、英語の学び方などが述べられている。

一言でいうと正統派の勉強法。とにかく小さなことを積み重ねることで、着実に前に進む。時間がないので仕入れる情報の選択も慎重に。当たり前だね。
ビジネスマンの視点から書かれているので、時間の大切さが強調されていて、中年サラリーマンだけでなく、新入社員向けにもいい内容。

こういう本を読むと、しばらくは熱に浮かされて何かやり始めるのだが、なかなか続かない。こんなメニューを毎日こなしてる筆者はすごい人だ。

以前、渡部昇一著「知的生活の方法」を読んだときにも感じたが、こういった勉強生活を毎日続けるためには、仕事に必要だという動機だけでは弱いような気がする。ある程度は勉強好きという性格でないと、息苦しい生活に耐えきれず、挫折への道へまっしぐらだろう。

四〇歳からの勉強法 (ちくま新書)

四〇歳からの勉強法 (ちくま新書)