夕べNHKBSで放送されたラムズフェルド国防長官についてのドキュメンタリーは見応えがあった。製作はアメリカのテレビ局だが、NHKBSではこういった秀逸な海外ドキュメンタリーをよく放送する。
イラク問題について、関係者へのインタビューによりラムズフェルドのブッシュ政権内部の立場が詳細に描かれていた。ブッシュ政権と一口に言っても、中では相当なバトルがあったらしい。特にパウエル国務長官や軍の制服組との対立はすさまじく、今回の国務長官交代もこういったことが背景にあるようだ。
レスリングで鍛え空軍出身のラムズフェルド長官は、こんな政争をものともしない屈強な性格の持ち主らしい。政権での立場は１期目以上に強固になっているようだ。
