暇人日記

毎日が暇です。

忠臣蔵

忠臣蔵の季節です。今日観たのは先週BSでで放送されたもの。昭和33年大映製作。主演の長谷川一夫ほか、市川雷蔵勝新太郎京マチ子山本富士子鶴田浩二若尾文子など目がくらむような豪華キャスト。
忠臣蔵ほど繰り返しつくられた映画はない。でも、同じ題材を扱っているのに、時代によってだいぶ演出が違っている。この大映忠臣蔵は、その中でもまさに古典というべきもの。仇討ちは美学という武士道精神がこれでもかと出てくる。とにかく役者がカッコいいんだけど、最近のものと比べると仰々しくて、不自然さは韓国ドラマ以上。でも、どういうわけか安心して観ることができる。こういう講談調の作品が正統派忠臣蔵として残っていくんだろう。
この事件の原因は、浅野内匠頭の病的な気の短さとする説が以前からあるけど、いまだに吉良はいじめ役でしかない。吉良善人説で忠臣蔵をつくればもっと面白くなると思うんだけどね。