暇人日記

毎日が暇です。

東日本大震災で被災 茨城県水戸市周辺

この日の午後、水戸市大工町周辺を車で移動中に大地震に遭遇した。
信号待ちをしていると地面が揺れるが感じられた。この辺りは地震が多く震度5はときどきあるので、今回もその程度かなと思った。だが、この日はそこからギヤチェンジしたように一段揺れが大きくなった。体感的には倍以上になったような感じ。そばの商店の壁が落ち始め、電線が大きく揺れている。まるで波に漂う船に乗っている感じがした。揺れは1分ほどでおさまった。
時計を見ると14時50分。信号はすでに停電している。ラジオをつけ文化放送を聞くと冷静な対応を呼びかけている。普通の地震ではないことがわかり、すぐに家に帰ろうと車を走らせる。古いつくりの家は瓦が落ち壁が倒れている。道路も隆起、ひび割れが目立つ。
5分ほどで那珂川にかかる万代橋に着いたがすでに通行止め。何とかして橋を渡らねば帰れなくなると思い、水府橋へ向かうが渋滞に巻き込まれる。自宅に電話するが通じない。メールを送るとしばらくして返事があり無事とのこと。20分ほど待ってようやく橋を渡ることができた。
国道6号線を北上中、壁がくずれた家が多数。道路も段差が多い。ガラス張りのホンダ、日産のディーラーはガラスが割れてめちゃくちゃ。事務所や工場では従業員が建物の外に出て避難待機している。反対側の上り車線はすごい渋滞。
幸い1時間ほどで自宅に到着。自宅の損傷は屋根瓦、塀が少し。部屋はガラスコップや食器類が割れて散乱。近所には塀が崩れ落ちて屋根の損傷がひどいところもある。暗くなるまで家の中の片付けをする。
夜になっても余震が続く。近所に避難所ができたが、自宅で過ごすことにする。停電、断水、電話不通になったので、ラジオを聞いて情報を得る。茨城は震度6強から6弱だったようだ。
この大地震でも、けがもなくこの程度の被害ですんだのは不幸中の幸いだった。