少し前に録画して寝かせておいたものを見た。一般大衆の力が全編にわたって描かれている。ナチス占領下につくられているので、文化的な反抗という意味が背景にはあるのだろう。
パントマイムのように物言えぬ大衆であっても、毎日の生活には激しいエネルギーが満ちあふれている。時計泥棒のような悪党にも目を光らせている。権力側のできることといったら、わずかの罰金をとることや、せいぜい決闘をふっかけるくらいのものだ。眠っているように見えても、民衆からはつねに自主独立の力が次々と流れでている。
歴史的名作といわれているようだが、さすがに大傑作といえる作品。
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