暇人日記

毎日が暇です。

黒木亮著「エネルギー」

サハリンの天然ガスや中東の石油については、ときどき驚くようなニュースが一般紙に載ることがある。もちろん複雑な背景があって、その一部が突如として新聞の一面にでてくるわけなのだが、詳細を知らないものからすると不思議で仕方がない。
それらの現場では何が起こっているのか。フィクションという体裁で切り込んだのがこの小説。ほとんどノンフィクションだと思うし、だからこそ迫力がある。
こういった大きなプロジェクトは、様々なレベルの人たちの思惑がからんで動いていて、それが本当に複雑。

エネルギー(上)

エネルギー(上)