続けざまに伊坂幸太郎作品を読んでこれが3冊目。現代を象徴するような凄惨な事件と奇想天外の構成。これが伊坂幸太郎作品の基本かな。
文章や人物描写などはとくに深みがあるとは思えないが、それが逆に現代風の雰囲気をつくりだしている感じがする。宙に浮いたような感覚のままに内容に引き込まれていってしまう。この作品もそうだ。不思議な作家だ。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04/01
- メディア: 単行本
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