暇人日記

毎日が暇です。

佐藤優著「獄中記」

タイトルの通り塀の中で綴られた手記をまとめたもの。思想、宗教、外交、歴史など、様々な分野にわたっていて筆者の博識ぶりには驚くばかり。その中で特におもしろかったのは、獄中の生活記録。ラジオをいつ聞けるかとか、コーヒーはいつ飲めるかとか、食事のメニューとか。読んだ限りでは、独房の生活もそれほどひどいものではないという印象をうけてしまう。実際のところはわからないが。
多作で知られる著者だが、これだけ次々に著作を発表する原動力になっているのは、やはり書くことが好きなことなのではないかな。何を書こうかと思ったとき、宗教や思想、外交などはうってつけの題材になるしね。

獄中記

獄中記